東の川簡易郵便局にてオフ局完訪 2000/07/31

日本の郵便局のオンライン化は、 1984年(昭和59年)に全国ネットワークが完成していますが、 現在は、何らかの理由により、3局だけオフラインで貯金処理を行っている局が存在します。 そんな局を求めて11日目。遂に、この最後の3局目完訪の日です。

前日、博物館明治村簡易を訪問した、某大学某クラブの3人の先輩方、M氏、K氏、H氏と、 僕の高校の先輩である、某大学某クラブのKi氏と、私、Sky-dの5人で向かうことになりました。 前日一緒に回った3人は、M氏の実家の大きな車で長野県の実家から早朝愛知県入りということになっており、 Ki氏はニュードリーム名古屋で来るということになっていました。

6時過ぎに僕の最寄り駅まで迎えに来てくれるということでしたので、6時頃でていくつもりでネットを やっていましたが、5時50分頃、M氏より電話。既に到着したとのこと。急いで荷物をまとめて、自転車で直行します。 その後、ニュードリームのバス停でKi氏と合流し、東名阪自動車道に乗ります。ノンストップで伊勢自動車道を経由し、 勢和多気インターで下りました。さらに国道42号線を南下します。途中、郵便局をいくつか発見しますが、 もちろん9時前でしたので寄ることは出来ません。年間降水量4000mmの尾鷲に入る手前、かなり雨が降ってきます。 因みに、連続降水量50mm以上になると通行止めという情報も得ていたので、一抹の不安を抱えつつも、とりあえず 前進するのみです。

今回、車を出してくださった、M氏の車には、カーナビが搭載されていたのですが、郵便局の位置が表示されるんですね。 そこでの会話。
「このナビ作った人、局巡り家かもしれませんね。」
「それはないだろ。もしそうなら、東の川なんか、もっとでっかく表示されてるだろ。」
「いや、点滅してるかもしれん。」

尾鷲に入ったところで、 ゴング がなります。尾鷲市内にも郵便局はあったのですが、降り続く雨のことも考えて、まずは最終目的地東の川を目指すことに しました。尾鷲から国道425号に入る直前に、最後の コンビニ と思われるのを発見したので、ここで朝食と昼食を仕入れることにします。そして、難関の国道425号を入っていきます。

入ってからすぐ狭い道、カーブの連続、カーナビのおねぇさんは、「この先、カーブが連続します」を連発。 しかし、尾鷲市のゴミ収集車と何度もすれ違います。途中には、廃棄物処理場とか、焼却炉も存在しました。 しかし、それを過ぎるとすれちがう車はゼロとなりました。同じような道、狭い道を走ることしばらく、 大きな滝が見えたりします。いったん車を止めて、写真撮影。渓谷も雨が降っているにもかかわらず、きれいな色をしています。 多重露光^^; 確かに、自然は満喫出来ると思います。但し、周囲は針葉樹(杉だよなぁ)ばかりなので、紅葉は望めないと思いますが…。 さらに車を進めていくと、遂に対向車が現れました。しかーーし、豊橋ナンバーの「わ」です。 あきらかに同業者です!きっとあっちも同じことを思ったでしょう。 その後再び孤独になった我々の車は、なおも前進を続けます。途中、落石、丸太などの障害を乗り越え、次第にダム湖が大きくなり、 前方に吊り橋が見えてきました。目指す東の川簡易はもう少しです。吊り橋の袂まで到着すると、交差点があり、 そこには、「東の川局←」の看板がありました。全て予定通りです。

気持ち狭くなった道を進んでいくと、廃墟と化した学校の跡が見えます。ガラスは割られ、階段は崩れています。 この先、道がどうなっているのかが分からなかったので、この校庭に車を止めて歩くことにしました。 周囲には、廃墟と化した住居跡がいくつかあります。小降りになった雨の中をてけてけとすすんでいき、橋を渡ったところで 振り返ると。ありました!どこかのホームページで見た光景です。 東の川簡易郵便局 です。ごめんください。と、局長さんを呼び、処理をしてもらいます。「尾鷲から上ってきた?どこかで、車にのった 二人とすれ違わなかった?」と聞かれました。これで、さっきの車が同業者であるということが明らかになったようです。 東の川全景 彼らは、局長さんが上ってくる前から来ていて、待っていたそうです。と、他の人の処理をしていただいている間に、 周囲を散策します。…といっても、雨がかなり強くなっていますが…。ここがオフラインである理由が、 電話が無線だからということだそうですので、無線家としては、アンテナを探さない訳にはいきません。 というわけで、集落を歩いて少しのところ、集会所の横でアンテナを発見しました。建物のおかげで周囲が見渡せないので、 確定は出来ませんが、おそらく、八木は尾鷲方向を向いていたようです。 僕の番に処理を見させていただくと、局長さんが、「次の局で、代行預入をしてもらってな」と 無事処理を終えていただけました。また、局前のポスト、時刻を調べると、 一応、一日一回は収集があるようです。M氏は溝の蓋にレールが使われているのを発見し皆に報告していました。 5人分の処理が終わると、局舎前で記念撮影。どんな集団なのでしょうか?我々は。そして、最後に、局長さんに 挨拶をすると、「道が狭いから気を付けてな。どっちに抜ける?奈良方向?じゃ、池原ダムまでは道が悪いけど、 そこからは広いから。」との暖かい言葉を頂き、去ることになりました。帰る途中、先ほどM氏が発見した、レールを再利用した 蓋。何故か、カメラを持参の4人が、一斉にレンズを向けています(自分含)。 どんな集団なのでしょうか、我々は。^^;集落がダムに沈んで、人々は移転。郵便局だけが残ったという、 一寸寂しさを覚える東の川でした。K氏に言われて、ダム湖の方をのぞいてみると、かつて人が住んでいたことを思わせる、 トタンや木片が散乱していました。

再び来た道を引き返し、途中の吊り橋などで写真をとりながら、425号を奈良方面に抜けます。 とはいっても、先ほどのようにカーブの連続。途中、サンギリ林道という道へは、坂本ダムというアーチ式のダムの堰堤を 通って抜けることが出来ますが、局巡り家の5人は、それだと、上池原局が回れなくなるという理由で、国道をそのまま行くことに なります。この林道と国道の交差点にも、東の川局の看板があります。 さらに進んでいくと、工事をしています。発破作業があるやらなにやらと書いてありました。工事中のため、谷側の ガードレールが無く、運転しているM氏は、「マジかよ!!」と発しておられました。確かに、落ちたら真っ逆さま。 すぐに短い隧道に入り、また、ひたひたと進んでいきます。釣りに来たと思われる対向車、駐車してある車が見られ、 ダム湖では、モーターボートが疾走し、山を抜けてきたことを察知します。 遂に、池原ダムの堰堤を通り、道が広くなります。観光看板から、だいたいの位置を確認しますが、土地勘が無いため よく分かりません。しかし、川沿いに行けば何とかなるということで、そのまま進みます。 道沿いに行くと、郵便局の看板があったので、急勾配の坂を上りました。 そこにあったのは、 上池原郵便局 です。ここでオフ処理をしてもらいます。実は、前日の博物館明治村簡易の次に、東の川簡易に寄ったため、オフが連続する ことになりました。一応、局員の方に、「前の2局がオフラインですので、再入力おねがいします」と言いました。 すると、「2局?」と不思議そうな顔をされました。「この、明治村もオフラインなのですか?」と聞いてこられたため、 とりあえず、日曜にオフ処理をしてもらえるということを説明しておきました。どうやら、2局連続のオフ処理は初めて だったようです。5人のオフ処理で少し時間を要したため、その間に、ATMでお金をおろして、待っていました。 次のオフ、…じゃなかった、局の場所を聞いて向かいます。

教えてもらったとおりに行くと、とちゅうで、〒のマークを発見します。車を止めましたが、〒のマークのしたに、 為替、切手などの文字はありますが、「貯金」の文字がないので僕が下りて聞きに行くと、局舎前の看板に「貯金」の 文字を発見したため、車に向かって、OKのサイン。しかし、局舎には鍵がかかっていて開きません。 すると、道の反対側から、「郵便局?」の声が。「そうでーす。」「ちょっとまってやー」のやりとりのあと、 あけてもらうことが出来ました。年輩の女性の局員さんでした。壁には、処理方法が貼られ、郵便局らしい簡易です。規模は 小さいですが。長野県の川路中平簡易郵便局を思い出します。この郵便局は、 桑原簡易郵便局。 局員さんは、「ここは、奈良県で一番始めの簡易郵便局だ」 ということを教えてくれました。昭和何年だったかは、聞いたのに忘れてしまいましたが、なるほど、為替局番号は45701 とトップナンバーでした。

2車線の道路を進めていくと、次は下北山の集配局、 奈良県下北山郵便局です。局舎も新しく、さくっと処理をしてもらって次へ。

すーっと行くと、そのまま、先ほどの道にでて、池原ダムの堰堤の付け根にでます。 ここは、交差点を過ぎるとカーブしてすぐにトンネルです。壁面には、「センターラインを守れ!」 との、古ぼけたペイントがしてあります。ドライバーのM氏曰く、「センターラインが守れないような 道を造るな」と。 上北山郵便局は、 国道沿いに看板を見つけますが、入り口はどうやら裏手のよう。かなり大回りをして 旧道にはいりましたが、局舎内には、同行の二人の姿が…。ショートカット出来るみたいでした…。

次は、 上北山西原郵便局 なのですが、ナビには郵便局の場所が移されているのに局舎が見あたりません。広いところに車を止めて、 旧道沿いを見渡しますが見あたりません。K氏が地元の人に聞くと、かなり下の方とのこと。 で、歩いていくとありました。雨が強くなってきたので、ダッシュで車に戻り次へ。

先ほどの局で聞いたとおりに行くと、どうやら再び旧道沿いらしいのです。 柏木郵便局 は、旧道沿いの狭い通りにありました。局舎はそこそこ新しかったですが。

次の局は、道の右側。銀行や店が並ぶ一角に 奈良県迫郵便局 がありました。M氏がつかれたので、ドライバー交代。

さくさくと進みます。次は、 奈良県大滝郵便局 でした。久々に、電子郵便局の端末を発見。とりあえず、このページを表示させることに。 電子郵便局っていったって、専用回線を使ってるわけではなく、インターネットの接続には、ダイヤルアップを使っているようで、 接続に時間がかかりました。

次は、駐在所の隣にあった、 奈良県新子郵便局 です。

次なるは、 奈良県中竜門郵便局 です。国道からは少しそれたところですが、広い道沿いにあります。すぐ分かりました。

さてさて、残り時間が少しとなってきました。中竜門郵便局で教えてもらった次の特定局を目指します。 と、残りが僅かとなったとき、Ki氏が、「あっ」と言いました。すかさず見ると、 民家の軒先に〒のマーク。しかも、切手販売とかそんなんじゃありません。すかさずドライバーの氏に報告して、 駐車帯に車を止めてもらい、ダッシュ。やっぱり、 栗野簡易郵便局 でした。5人分順番に処理してもらって、ティッシュを頂きました。 すごく立派な風格のあるお宅でした。玄関先に窓口があります。こういう簡易を見つけるのもなかなか良いものです。

ここでタイムリミット。ここで、奈良中央に行ってもう一局増やすか、それとも津中央?四日市に 中郵があればいいのに。なんていいながら、じゃ、名古屋駅のタワーズ内に行こうなんていう意見がでました。が、 残りは2時間。途中で諦めました。帰りは、名阪国道、名古屋高速などを通って送り届けてもらいました。

これで、現存するオフライン処理の局は一通り回ったわけですが、何処も不思議な感じが残りますね。 処理時間とか考えると、昔の窓口は、きっと時間がかかったことだろうと思いました。

その後、途中の道ですれ違った、局巡り愛好家の方がどなたか分かりました。 同行のKCV氏(本文中でKi氏となっています)が、WWW上で発見してくれました。 リンクも快諾していただいております。 こちらへどうぞ。

目次に戻る