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18きっぷで関西へ1日目 2001/07/30

○はじめに

この旅行記の旅行メモが、実家から自宅への回送中に郵便事故に遭ってしまい、紛失してしまいました。従って、時刻表と旅行貯金通帳を照らし合わせながら思いだしで書きますのでご了承ください。

○今年の夏は18きっぷ

今期は実験やらなにやらでバイトをせずじまい。金のない旅行=18きっぷになったわけで。それでも、18きっぷを2枚利用するというところから何か間違っている気がするが、宿もカプセルホテル+ムーンライトキックターンというハードなものになった。

○乗り慣れ関西本線

今回の旅行は、大阪へ出るのに紀勢本線を利用する。すなわち、紀伊半島の輪郭をたどって名古屋から大阪へでるのだ。計画段階では結構甘く見ていたのだが、極端に普通列車が少ないため、大阪に着くのには一日がかりになるらしい。そういうわけで、名古屋を出るのは始発ではなかったが、それでも、名古屋発624である。関西線は、1週間前に三重県の盲腸線を乗るために乗ったばかりである。そういうわけで、車窓も全然興味深くはない。上りは通勤電車となっているが、下りはそこそこ長閑なもんだ。座席の確保も余裕なわけで、臆せずゆっくりと寝ていく。しかし、考えてみれば、関西本線の上りを利用したことはないなぁ。もう関西線に乗ることもないだろう。亀山には定刻に到着。748の多気行きに乗り換えるが、ホームにはちょうど電車が入ってきたところ。高校生がどかっと乗ってきたため、結局ロング部に座ることになった。JR東海のローカルではよく見る話だが、車内の扇風機にはJNRのマークが。亀山からは紀勢本線。高校生も津あたりでみんな下車し、多気まではボックスでくつろいでいくことができた。多気着853。

JR多気 JR多気駅。参宮線と紀勢本線の接続駅だが、駅前は閑散としていた。

○多気で貯金

多気発の紀勢本線は931なので、時間は十分。しかも、駅前局があるため寄らないわけにはいかない。跨線橋を渡り、改札を抜けるとタクシー待ちのちょっとした広場が。駅前通まで見ると、すぐに郵便局を発見。局員の方が清掃中であったので、ダンプカーが走る狭い道せしばし待つ。そのうち、入っても良さそうな感じだったので、9時前に局内へ。ゆっくりと預入票に記入し、9時前に窓口へ。オンラインは稼働しているので、処理してもらえた。ここは、多気駅前郵便局。旅行資金をATMでDLした後、駅へ戻る。朝食がとりたかったのだが、あいにく駅前には何もなかった。MR10型端末の装備されたみどりの窓口を見ながら、再び改札を通りホームへ。ホームには、先ほど乗ってきた鳥羽行きが待っていた。ホームにもやたら人がいたので、まさか、普通列車が混みまくり?と考えたが、923のワイドビュー南紀1号に乗ってホームはがらーんとなった。よかったよかった。

それにしても、18きっぷで旅行していると、特急が大変高級なものに見えてきてしまう。春の北海道旅行のときなんか、グリーン車乗りまくりで、それでも、「グリーン車たりー」状態になっていた。不謹慎だ。まぁ、18きっぷで、災害とかで接続がどうしようもなくなったときには、特急やらなにやらの優等列車を使わざるを得ないときもあるのだろうが。

○それらしいひとは見えず

参宮線の0キロポストなんかを見つけたりしているウチに、新宮行きの931発が入線してきた。乗車位置の見当をつけていて、ドア開放と同時に素早く着席。無事にボックスをとることに成功する。この列車には新宮までの3時間弱お世話になるのだが、停車時間を利用する途中下車を3回ほど予定している。そのため、ボックスをずっと確保できるとは到底思えない。座れるときにすわっとかないと損だ。

参宮線の0KP 参宮線の0キロポスト。お伊勢参りはここから始まる(?)。

何しろ、普通列車が少ない紀勢本線で、名古屋から大阪へ抜けるのには列車がかなり限られる。そういった意味で、同業な方が何人かいると踏んでいたのだが、それらしい人はいない。逆に、地元の人が正規な切符を買って(あたりまえなんだけど)たくさん乗っていることに驚いた。まだまだ現役な普通列車か。

○紀勢本線堪能?

途中の駅から小学生の団体が乗ってきて車内は一気ににぎやかになった。荷物からみて、遠足のようなものだと思う。先生も銀塩カメラではなくディジカメを持っていたり、液晶モニター付きのディジタルビデオだったり、時代を感じる。また、このあたりは有人駅がかなり少ないから、団体乗車券を用意するのも大変だろうなぁ。と推測する。そんな小学生達も、数駅で下車するらしく、先生達が盛んに前の車両に移るように促していく。ワンマン列車は前のクルマしかドアが開かない。到着する直前に、一人の先生が見回りに来て、降り残しがないか確認していく。ホントに大変なご職業だと思う。子供が好きでなきゃ、やってらんないよなぁ。

紀伊長島では20分弱停車するので、駅前へ出てみる。雰囲気としては、JR飯田線の元善光寺が寂れた感じ。駅前の案内看板がなく、郵便局の位置がわからない。人もいなかったので、町の中心はここじゃないんだな。と考え、さっさと駅に戻る。ボックスは案の定とられていたので、ロング部に座っていくことになる。再び列車が動き出す。国道がちらちらと見えたりしながら、次の目的地は尾鷲。尾鷲到着前に、1年前に東の川簡易郵便局に行ったときに買い出しをしたサークルKを見つける。まもなく尾鷲着。17分しかないので、さっさと駅前へ出る。しばらく彷徨ったが郵便局が見つからない。それでも勘を頼りに探すと、ビルの1階に入居した、尾鷲駅前郵便局に到着。東の川簡易の三重県側最寄り局ということで、なにかと話題に上る局であるが、噂通りゴム印はいわゆる「宝」である。局員の人と、東の川に関していろいろ話した後、郵便局を後にする。既に、発車まで残り僅かとなっていたので急ぐ。乗り遅れたら、次の列車は15時台までない。そうなったら、特急南紀3号で熊野市まで後追いすることになるが、それでは今回の「安く!」というコンセプトに反してしまう。そんなわけで、一生懸命走って、なんとか電車に間に合った。とはいえ、まだ発車数分前。自分は、余裕をもたないとやっていけない心配症な人間なので仕方がない。

JR紀伊長島 元善光寺?JR紀伊長島駅にて。

18きっぷのロケ地 タイミングが遅れたが、この先に18きっぷのポスターの撮影場所がある。交差点のミラーとか無線のアンテナなどは、ポスターに写っているものと同じ。

尾鷲を出ると、もう一つ見ておきたい物件がある。今期の18きっぷのポスターのロケ地が、尾鷲の次の駅である、大曽根浦なのだ。結構話題になるロケ地であるが、今回は間近で見られて光栄な感じ。一応、あのあたりから撮ったんだなぁ、という場所は確認できた。時間があれば、下車して同じアングルで撮影したところだが、なにぶん、本数が少なすぎるのでそうはいかない。というか、18きっぷ利用者で、実際に大曽根浦で下車し、ポスターのようなシチュエーションになるということは皆無だと言って良いのでは?いくら駅の雰囲気がよろしくても、数時間も列車を待ったのでは退屈しそうだなぁ。

加えて、今年のキャッチフレーズ「夏休みは寝坊がいちばんもったいない」はまさにその通りだ。この夏休みで、このキャッチフレーズに反した旅行は一度もない。

熊野市でも20分ほど停車するが、郵便局が微妙に駅から離れているので行くのはやめておく。駅前に百五銀行があったのは分かるが、中京銀行があったのには驚いた。生涯で、再び熊野市へ来ることなんてあるのか?と考えると、妙な気分になる。電車は和歌山県へと進み、終着の新宮へ。

JR新宮 JR新宮駅。JR東海と西日本の接続駅。駅舎はJR西日本の管理である。

 

○宝の宝庫だ新宮市

30分の乗り換え時間であるので、気長に郵便局を探す。駅前には、昔ながらの商店が軒を並べている。車が結構通る割には歩道がなく、路駐も結構あるため、歩行者に優しい町とは言えない。新宮郵便局は普通集配局というわけで、貯金窓口も数人の待ちがあった。電子郵便局もあったので、at Zの掲示板に書き込みをしておく。ドメインを取ってから、決して優秀なインターフェースとは言えない電子郵便局の画面にURLを入力するのもラクになり、操作方法やコツもだいぶ掴んだ。電子郵便局で遊んでいると、待ち時間もあっと言う間。ゴム印は(おそらく)新宮市の市章であろうマークが入っていた。

紀伊田辺の接続の問題もあり、郵便局の営業時間とも絡めながら、少しの時間、新宮と紀伊勝浦の間をうろうろすることになっている。いったん駅に戻って駅そばへ。あいにく、冷たいそばはないらしく、汗を流しながら、わかめそばをかき込む。特急とかなら、みのもんたが絶賛していた「めはり寿し」 を迷いなく選んだところ。 ここからはロングシートで、さらに高校生の部活帰りの時間と重なって、そこそこ電車は混んでいた。まぁ、高校生はみんな席に座らないので、座ることは出来たが。

確定的な郵便局を回ろうと思っていたが、行く途中で三輪崎駅から郵便局を確認。その後、紀伊天満駅で下車。一応、ワンマンなはずで、下車時には運転手に切符を見せなくてはいけないと思うのだが、高校生はどんどん他のドアから下車するし、18きっぷを見せるために先頭部に行けば、運転手は出てこないしだ。かなり運賃の取りこぼしがあるに違いない。駅前には、手作りの微妙な地図があり、郵便局もあるのだが、道が複雑そうな上、縮尺は正確ではないだろうので、折り返しの列車を待つことにする。駅前には神社があり、海からの風が涼しい。なかなかいい駅に降りたものだと思う。

1424に折り返しの列車が来た。こいつでさっき見てきた三輪崎にある郵便局へ向かう。三輪崎へ到着して、すぐさま郵便局へ。三輪崎郵便局もこれまたハマユウがデザインされた宝の印だった。このあと事前にプリントしてきたMapionをみると、次の紀伊佐野、宇久井両駅に郵便局があるらしい。ただし、この暑さ故、歩くのもままならない感じだ。一応、実質的に次の郵便局になる、新宮佐野郵便局を目指して歩いていくと、国道42号に出た。そこでバス停を発見!時刻を見ると、なんとぴったりの時刻にバスが!バスだから早発もあり得ないこともないが、だいたいが延着なはずなので、その場でしばらく待つと、やがてバスがやってきた。乗っていた地元の人は2人だけ。なんていうバス停で降りればいいのか分からなかったのだが、宇久井駅まで乗っていくことにした。運行会社は熊野交通。熊野市に本社があるものと信じていたため、県境を超えて運行か。と思ったが、後から調べると、本社は新宮市にあるそうで。

自動音声の放送で「宇久井駅前」といったので、すかさず降車ボタン。郵便局をかすめたところでバス停に止まった。そのまま郵便局に吸い込まれ、貯金をする。那智宇久井郵便局。那智っていうと、どうしてもナチスを連想してしまうのだが、まぁ、関係はない。ピンク色のホエールウォッチングという宝の印だった。宇久井駅はすぐとなり。1524発の紀伊田辺行きまでは余裕で時間がある。ホームではおばあちゃんが草取りをしていた。名古屋行きの南紀が通過していったりして、電車を待つ。

JR宇久井 特急南紀 宇久井駅舎と、通過していく特急南紀。雰囲気が良い。

○消化試合

腹が減った以外は特に何ともない。ただ、やってきた列車が全部ロングシートだったので辛い。車窓はそこそこいいんだから、普通列車ももうちょっと何とかして欲しい。地元の人だって、長距離の利用も多いと思うし。ようやく空が暗くなり始めた1755に紀伊田辺に到着。接続は1843なので時間がたっぷりあって困ったと思ったが、幸いにも駅前にはドムドムがあった。こういう、中途半端(失礼!)な駅にはどうしてもドムドムがある。中央線の千種とか、常磐線の大甕とか。しかも、店内はやけにインターナショナルな雰囲気だった。国籍は外見からでは分からないが、英語圏の人もいれば、他のひともいた。自分は壁に向かってまったりしながら、旅行メモをまとめた(旅行メモは、なんども言いますが、郵便事故で紛失)。

JR紀伊田辺 JR紀伊田辺駅。思ったより小さな駅だった。田辺市には、週に一度しか献血を受け付けない血液センターがある。

再びホームに戻り、列車を待つ。大学のサークルで、移動に18きっぷを使っていると見えるグループもちらほら。改札に一番近いホームから、くろしお32号が発車していく。そんな間に、自分が乗る115系もやがて発車時刻を迎える。先は長い。外も暗いので寝ていく。和歌山には2027着。ここからも本当の消化試合である。和歌山では翌日献血をする予定があるので駅前には出ないでおく。和歌山市への盲腸線のホームへ。結構人が待っている。そりゃ、人がいなきゃ、こんな線路とっくに廃止されてるはずだ。2058の出発時刻まではだいぶ待った気がする。片道たった6分。しかも暗いから外に何があるかは分からない。和歌山市では4分の折り返しでさっさと和歌山まで戻ってきた。2114。

2分の乗り換えなのでダッシュで阪和線のホームへ。なんとか乗り換えられた。日根野で快速に乗り換え。日根野始発だったので、なんとか座れた。暗い中電車は進んで行くが、遠くに明かりが見えたり見えなかったり。こんな雰囲気は阪和線ならではだと思う。東岸和田の近くでは、巨人の清原の実家の電気屋が見えるとd-pop氏に教えてもらっていたが、そんなの全然分からず。鳳に2212到着。再び、東羽衣までの盲腸線にのる。隅に追いやられたホームで列車を待つ。ここも結構待っている人がいる。一日の仕事を終えてこれから帰宅しようとする人達。折り返しで2220発となる列車が入線。片道3分の旅。1面両側のホームへ入って、折り返しも3分の待ち合わせ。鳳には2229に到着。2241の関空快速に乗り換え、本日のJRの最後の列車となる。夜もふけた2256天王寺着。

○夜のおおさか

脇目もふらずに御堂筋線のホームへ。改札はスルっとKANSAIで。一杯飲んで帰宅の方々が多い。豪華な大阪市営地下鉄のホームへ久々に立った。電車もまもなく入線。3つ目のなんばで下車。今日の宿はミナミのど真ん中にあるカプセルホテル。さすがに大阪の繁華街なんば。札幌のすすきのほどではないだろうが、コワイ街には変わりなく、気を抜かずに歩いていく。途中のサークルKで飲み物をかって、急ぎ足でホテルへ。すすきのと違うのは、飲食店が多いこと。さすがにくいだおれの街だけあって、うまそうなラーメン屋台とか、たこやきとかを売っている。まぁ、そんなに腹も減ってはいなかったので、カプセルホテルにチェックイン。あの吉本興業がプロデュースしたという、カプセルホテル。インターネットで予約して、2500円という破格。カプセルホテルは初めてだったので、簡単に使い方の説明を聞いて、ロッカーへ。狭いロッカーになんとか荷物を押し込んで、とりあえず風呂風呂。風呂は地下だったが、他に2人ほどしかいなくて、ゆっくりくつろげた。やっぱり大浴場はこうでなくっちゃ。

繁華街のカプセルホテルということで、終電に乗るつもりのないサラリーマンの利用がかなり多いみたいだ。一晩2500円なら結構利用する気にもなりそうだ。歯を磨いてカプセルへ。閉所恐怖症の人はやめといた方がいいというのは頷ける。コンセントがないので携帯の充電が出来ない。まぁ、旅の途中で利用するホテルではないな。ということを感じる。予想以上に清潔だということは分かった。目覚ましをセットして就寝。周囲のいびきが気になるが、これは開放B寝台と同じだな。

 

翌日へ

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