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大陸横断鉄道の旅6日目 〜バンクーバ〜 2003/02/25

 

○大陸横断終了

500に起きる。楽しい時間を過ごしたCanadian号はあと2時間とちょっとで終点に到着。ぼんやりと窓の外を眺める。

食堂は600にオープンとのことだったので、600きっかりにダイニングカーへ向かう。すると、いたのはおじいちゃん一人で、まだ電気すらついていなかった。しかし、まもなくウエイターが来て席に案内される。最後のダイニングカーは、そのおじいちゃんと、もう一人声の高いおばちゃん。おじいちゃんは、カナダ人ではなくて、アメリカ人。ペンシルベニアから来たという。僕が思うに退役軍人っぽかった。僕は、ブラウントーストとオレンジジュースを頂き、おばちゃんはクロワッサン、おじいちゃんはシリアルとホットチョコレート、トザキは…忘れた。

その後、荷物をまとめていつでも下りられる準備をし、パークカーへ行く。ここで2度目の朝食。クロワッサンとオレンジジュース。外はだいぶ開けて来て、バンクーバが近いことを伺わせる。昨日のスウェーデンの兄ちゃんも来た。他の人達も続々とパークカーに集まってくる。そのうち、バンクーバの新交通システムである、スカイトレインが併走してくるようになり、都心が近いことがわかる。長い橋を渡り、列車はスイッチバックの場所へと向かう。この辺りで部屋に戻る。予定より20分早く到着。チップを忘れずに洗面台に置き、下車。

デッキのところでハリーさんが見送ってくれる。Canadian号、乗ってよかったー。

○トラブル多発?

さて、3日間スポイルされた時間を列車のなかで過ごしたが、ここから先、また2人でやっていかなくてはならない。とりあえず、ロビーに荷物を下ろして今後の行程を考える。と、ウィニペグで会った日本人の兄ちゃんも下りてきた。彼はレイルパスでアムトラックに乗り換えるハズだが、アムトラックの出発は明日なので、今日はバンクーバ泊まり。なにも予定を決めていないようだったので、デイパスをすすめておく。そして、お互いの旅の無事をあいさつとして別れる。

Pacific Central Stationの待合いロビー。到着客でごった返す。

VIAの車内でまとめた我々の計画はコインロッカーに荷物を預け、郵便局で私の荷物を送り、バンクーバ市内を観光するというもの。そのためには、まず市内へ。近くのスカイトレインのメイン駅からスカイトレインへ。先ずはデイパスを購入するところだが、カナダの5ドル札をなかなか自動券売機が認識してくれず、はじめに入れておいた2ドル硬貨がいつの間にか吸い込まれてしまうというハプニング。日本の券売機だと考えられないぞ…。仕方なく、とりあえずの目的地、ウォーターフロント駅までの運賃であるAセクションの切符を買う。駆動方式は違うけど、乗り心地とか線形はまるでゆりかもめのよう。メイン駅からスタジアム駅への急カーブとカントはとてもスリリング。

加減速もそれなりにあるので、あっという間にウォーターフロント駅に到着。ここにはTourist Infoつまり観光案内所がある。しかし、まだ来るのが早く、開店まで15分程度時間があった。が、そのまま待つことに。目の前には直ぐにバラード入江が広がっており、時折、水上飛行機が発着したりしている。そして、水上にはエッソとシェルのガソリンスタンドが!そのうち観光案内所が開く。ここの案内所、実は日本人の人もいるという噂だったのだが、生憎今日は非番のようで、英語でコインロッカーの位置を訊くことに。ついでに郵便局の位置も訊いてみる。しかし、コインロッカーはなんとパシフィックセントラル駅にしか無いという。お姉ちゃんはしきりに、ココだけど分かる?みたいな雰囲気だったけど、そりゃ、分かるさ…。ともかく、コインロッカーの無さには苦しんだ今回の旅行だから、コインロッカーが存在するだけでも感謝しなくてはいけない。そんな気持ちで観光案内所を後にする。

教えられた郵便局は何故か見つからず(まあ、我々が悪いんだろうけど)、トザキのスマートメディアを買う+中央郵便局へ行くという目的で市内へと向かっていく。まず、トザキのスマートメディアを買うために、Conpu Smartという店に入る。内部は、日本のパソコンショップとそんなに変わらない雰囲気だった。もちろんスマートメディアは有り、カードで払っていた。その後、中央郵便局へ。入ると、様々な郵便グッズを売っていて、カウンターがいくつか並んでいた。記念切手の類も盛んに発行されているらしく、ケースにたくさん並んできた。貯金窓口が無いので、なにか物足りない印象。ここで、トザキは友人知人に出す国際郵便の手配。そして、僕は段ボール箱を買ってそれにパッキング。洗濯物と数々のパンフレット類を詰める。余り重いと高いんじゃないかとか考え、控え目にパッキング。それを窓口に持っていき、量りに乗せて値段を聞く。重さは4.27kg。航空便だと(確か)80CADと言われる。試しに、船便だといくらかきいてみると、42.4CADという。洗濯物が幾分気になったが、迷わず船便にしてもらう。それから、国際郵便なので、武器を入れてないかとかそういうのを書かなくては行けなかったのだが、イマイチ専門用語連発で書き方がわかんねーと思ったら、おばちゃんが書いてくれた。よかったー。

ちなみに、この郵便は丁度1ヶ月後の3月26日に川崎港郵便局に着いたそうで、横浜税関川崎外郵出張所から税関検査(開披)を受けたあと、実家に送られて来た模様。

その後、荷物を預けるために、再びスカイトレインでパシフィックセントラル駅に向かう。パシフィックセントラルの案内通りに進むと、ボロいコインロッカーを発見。トークンをあらかじめ購入して使うような形だったので、駅構内のトークン自動販売機でトークンを買う。トークンは2CAD。日本と比べると相当安い。ここで2人とも身軽になる。バンクーバで僕が行きたかったのは、シーバスに乗ることだったので、先ずはトザキリクエストのブリティッシュコロンビア大学(UBC)へ。スカイトレインでブロードウェイ駅へ行き、そこからバスに乗り換える。ブロードウェイ駅の隣にはCIBCがあったので、残りのT/Cを全て換金してしまう。トロントのCIBCと同様に、パスポートの提示を求められ、番号を控えられた。

ブロードウェイを行くバスは全てUBC行き。どれに乗っても良いのだが、2連のバスに乗る。日本では絶対にみられないバスで、連結部がついている。この2連バスだけはディーゼルで動いているようだが、他のノーマルなバスはトロリー。 車内は殆どUBCの学生だった。どの人も頭が良さそうに見える…。道の脇には結構日本料理屋があった。途中のバス停で、運転手が完全に客をおろさないままドアを閉めてしまい、「バックドアプリース」と兄ちゃんが叫んでいたにも関わらず、聞こえなかったらしくバスはそのまま発車してしまった。こういうの、2連バスは改善の余地アリ。

バスはいつのまにやらUBCの構内に入っていて、終点のUBCに到着。見渡す限り全部大学なので、何処へ行ってイイか分からない。が、案内図は各所にあり、新渡戸稲造公園に行くことにする。途中にアマチュア無線のアンテナを発見。そして、漢字が書かれたモニュメントの奥にそれらしき塀を発見。そこがNitobe Memorial Gardensであった。中は、本格的な日本庭園。なのだが、池の水が緑色に淀んでいてあまり綺麗という印象は受けない。日本庭園なら、綺麗な水の中に錦鯉が泳いでいて欲しかった(金魚可)。他にも観光客がチラホラと。茶室もあった。ちなみにシーズンオフだったので、入場料は無料だった。オンシーズンだと大人は3CAD、UBC以外の学生は1.5CADだそうな。

新渡戸稲造記念公園。日本庭園なんだけど、やっぱり何か違う。

デジカメにしては銀塩っぽくとれたので掲載。

まぁ、そんなに長時間いるものでも無いので、新渡戸稲造を後にする。その後、海が見える方に向かっていこうということになり、2人でトボトボと広い敷地を歩いていく。すると途中で自転車にのった姉ちゃんに、「***はどこにあるの?」と尋ねられた。***っていうのは単に聞き取れなかっただけ…。すかさず、「ココの人じゃないんで。」と応戦。うーむ。見かけはUBCの学生っつうことだ。ははは。すると、海側の敷地の方では、なにやら学生が数十人集まってデモを行っていた。イラクへの反戦デモだったのだが、あまり海外に来て政治的な活動に巻き込まれるのもイヤだったので、トザキとひそひそと海の方へ歩いていく。海岸へはフェンスがあって行けないようになっていたので、Uターン。また、UBCの中心部へと戻る。何人か日本人ともすれ違ったような気がする。学内には、生協(?)とか20階建てくらいのドミトリーがあった。留学生がすむトコロらしく、窓には様々な国の国旗が掲げられていた。こんなところで学生生活をおくってみるのも悪くはないかもしれない。まぁ、少なくとも大学に入るまではそんな気はさらさら無かったので仕方ないが。

再び、同じバス停から戻ることにする。たくさんの系統が同じバス停に入ってくるので、注意深く見極めて、バスに乗車。ブロードウェイ駅へ戻る。

Broadway駅からみたBroadway

スカイトレインでまた終点まで行き、今度は私の希望であるシーバスに乗ってみることにする。その前に、カナダプレイスをぐるっと一周。ここにもIMAXシアターがある。IMAXを観る旅もイイかもね。なんて話をしながら歩いていくと、修学旅行?つうか、学校の団体様がいた。子供の騒ぎ具合とか日本と一緒。カナダプレイスからシーバス乗り場が見えたので、そっちへと歩いていく。

シーバスは、BCトランジットの一部。公共交通機関で2ゾーン料金で乗ることができる。我々は、デイパスがあるので、もちろんそれでも乗れるのだ。シーバスの乗り場には、あと何分何秒で出港かがカウントダウンされている。時間的には余裕。昼間だったので、2つのドッグのうち片側だけが使われているみたいだったが、朝晩のラッシュ時には両側が使われて、ノースバンクーバとセントラルバンクーバの間の通勤通学の足となっているようだ。船と言うことで、そんなに効率がよいのかと考えていたが、実は想像以上に機能的に設計されていて、船の両側に扉があり、下りる人と乗る人の流れが混ざらないようになっていた。あと、特筆すべき事は、自転車でも乗ることができるのだ。実際何人か自転車を押して乗り込んでいた。このシステムが1978年にできたと言うから、更に驚きでもある。

出港すると、直ぐに景色が広がっていく。いやー、良いところだ。船内には日本人も何人か乗っており、こっちに移住したひとなのか、仕事の人なのか、日本と近いところなんだなぁと思う。日本語の本を読んでいるお姉さんもいて、きっと留学していて、英語ペラペラなんだろう、とトザキと話したりする。

退屈にならない程度の時間で、対岸の港に到着。特に観るところも決めてなかったので、近くの公園に行って海を眺めたり、おみやげを少々買ったりする。なにもないところだが、住むにはものすごくよい環境。日本の町と比べて本当に綺麗。それほど滞在時間もなく、折り返しで最も早いシーバスに乗ることになる。……、とそこにはさっきの留学しているんじゃないかと話していたお姉さんが!観光だったのね。ついたトコロにスタバがあったので、さっさとバンクーバマグをキープしておくことが必要。ここの店員の姉ちゃんも愛想がよくて、どっから来たのよとか話しかけてきた。バンクーバマグ14.83CADなり。

シーバスを降りるとそこは映画にでてくるような住宅地。

ダウンタウンに戻って、STAPLESを発見。ここでスマートメディアを購入。スマートメディアは店頭になく、店員に頼むと奥から持ってきてくれた。64MBで66.23CAD。日本より明らかに高い。

その後、ネットカフェを見つけたので、トザキと待ち時間を決めて別れる。これがトラブルの始まり。このネットカフェは経営が日本人らしく、客と店員は日本人と韓国人ばかりだった。早速メールチェックをすると、大学から連絡が来ていた。一応、先輩にメールを返信しておく。それから、一通り3日の間に何があったのかチェックして、適当にHPを回って掲示板に書き込んで40分くらい過ごした。トザキとの待ち合わせ時刻にはまだ時間があった。スタバの紙コップを持って歩いているひとがいたので近くにスタバがあると分かる。案の定、少し歩くとスタバを発見。オレンジジュースを飲んでマタリとする。マタリとする時間は日本でもカナダでも一緒。そのうち時間になったので、待ち合わせの交差点へ戻る。しかしながら、時間になってもトザキはこない。10分くらい待っても来なかったので、時間になっても来ない場合の第二の待ち合わせ場所、シーバス乗り場へ。

しかし、ここからが長かった。待てども待てどもトザキは来ない。来ない。来ない。でも、ベンチに座って待っていると、隣から見知らぬおじさんが話しかけてきた。こっちは知らないひとだから身構えてしまうのだが、あちらにはそんなつもりは全くなく、どこから来たのとか、こっちに住んでいるのかとかいろいろ訊いてきた。結果的にフレンドリーなトコロだとこのとき確信した。2時間ほど待った。このくらいになると最悪の状況を想定するようになるのだが、ホテルに電話するとホテルにいた。とりあえず、荷物を預けてあるパシフィックセントラル駅で落ち合うことにして、スカイトレインに乗り込む。

ボロコインロッカーの鍵がなかなか回らなくて苦戦しているとトザキがやってきた。どうも、同じシーバスのところでも、トザキはスカイトレインの乗り換え口の方、私はホールの方で待っていたとのこと。激しくケータイの便利さを実感。何はともあれ、無事に見つかったので良しとして、今夜の宿であるバークレーホテルへと到着。木造なので、床がきしむ音がするが、内部は至って清潔。お値段も結構安い。空腹だったので、さっさと食事に出かけることになる。余り遠くにいく気力もなく、英語を話す気力もなかったような感じだったので、来るときに見つけた朝日屋というジャパニーズレストランで夕食。ここは日本人のバイト(?)がウェイターをしており、普通に日本語が通じてラク。結局、純粋な日本で食べるものが出てくるのではなく、やはり現地向けにアレンジされているのだが、ビールは4銘柄全て揃っており、何故か日本でもそんなに飲まないサッポロ黒ラベルを飲んで乾杯。普通の定食だったので、みそ汁が出てきた。みそ汁旨い。

何故か明日の国境通過が非常に鬱な気がしながらも、どうしようもないのでホテルに戻り、例の件で研究室に電話を入れてからさっさと寝る。

 

 

翌日へ

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